■はじめに
皆さんこんにちは!
静岡県三島市を拠点に電気工事士を営む山本電設です。
電気工事士の資格は、電気業界でのキャリアを築くための重要なステップです。特に初心者にとって、どの資格を取得すべきかは大きな悩みの種です。今回の記事では、初心者が取得すべきおすすめの資格について詳しく解説します。
■電気工事の資格の種類とは?
・第二種電気工事士
第二種電気工事士は、電気工事士資格の中で最も基本的な国家資格であり、初心者にとって最適なスタート地点です。この資格を取得することで、一般住宅や小規模店舗などで600V以下の電気工事を行うことが可能になります。受験資格は特に設けられておらず、誰でも挑戦できるため、学歴や実務経験がない方でも安心して受験できます。
試験は学科試験と技能試験の2部構成で、令和に入ってから実施された第二種電気工事士試験の合格率は、学科試験が50%後半から60%台で推移しています。技能試験は、60%台から70%台後半の間となっており、国家資格の中でも合格率が非常に高い試験であると言えます。学科試験では電気に関する基礎知識が問われ、技能試験では実際の配線作業が評価されます。第二種電気工事士を取得することで、電気工事の基礎を学び、実務に必要なスキルを身につけることができます。
この資格は、電気工事業界での就職や転職において非常に有利であり、将来的には第一種電気工事士や電気主任技術者など、上位資格へのステップアップも可能です。したがって、電気工事士を目指す初心者にとって、第二種電気工事士は必須の資格と言えるでしょう。
・第一種電気工事士
第一種電気工事士は、電気工事士資格の中でも最も高度な資格であり、幅広い電気設備の工事に従事できる専門技術者としての地位を確立します。この資格を取得することで、第二種の範囲に加えて「最大電力500kW未満の自家用電気工作物」の工事の施工もできるようになります。
「自家用電気工作物」とは、事業用電気工作物(一般用電気工作物以外の電気設備)のうち、発電所や変電所といった電気事業用のもの以外を指します。
第一種電気工事士の資格を取得するとショッピングモールや工場などの大規模な施設の施行が可能となります。ほかにも高圧配電線や低圧配電線など建物の外から電気を運ぶ電線の工事も可能となります。
つまり、第一種電気工事士の資格を取得すると対応できる工事の幅が広くなるのです。
・第三種電気主任技術者(電験三種)
第三種電気主任技術者(電験三種)は、電気設備の保守・管理を行うための国家資格であり、電気工事士を目指す初心者にとって重要なステップです。この資格を取得することで、発電所や工場、商業施設などに設置されている電気設備の保安監督業務に従事できるようになります。
電験三種は、電気主任技術者の入門資格として位置づけられ、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物を扱うことができます。受験資格に制限はなく、誰でも挑戦可能です。試験は年に2回実施され、合格率は約10%と難易度が高いですが、基礎的な知識から出題されるため、しっかりと学習すれば合格の可能性が高まります。
この資格を持つことで、電気主任技術者としての独占業務に従事でき、業界内での需要が高まります。特に、電気設備の管理が法律で義務付けられているため、安定した職業としての魅力があります。また、実務経験を積むことで、上位資格である電験二種へのステップアップも可能です。
■初心者におすすめの資格
・第二種電気工事士を最初に取得すべし
第二種電気工事士は、電気工事士資格の中で最も基本的かつ重要な資格となっており、初心者がこの資格を最初に取得すべき資格だと言われています。
まず、受験資格が不要であるため、誰でも挑戦できる点が大きな魅力です。学歴や職歴に関係なく、電気工事に興味がある方はすぐに受験することができます。また、合格率も比較的高く、学科試験は約60%、技能試験は70%程度と、独学でも合格を目指しやすい環境が整っています。
次に、第二種電気工事士を取得することで、一般住宅や小規模な店舗での電気工事が可能になります。具体的には、600V以下の電圧での配線工事や電気設備工事を行うことができ、実務経験を積むための第一歩として最適です。この資格を持つことで、就職や転職の際に有利になるだけでなく、DIYなどのプライベートでも役立つ知識と技術を身につけることができます。
さらに、第二種電気工事士を取得した後は、第一種電気工事士や電気主任技術者など、上位資格へのステップアップが可能です。これにより、キャリアの幅を広げることができるため、電気業界での将来を見据えた際にも非常に有益です。
・次に目指すべき資格とは?
次に目指すべき資格は「第一種電気工事士」です。この資格を取得することで、500kW未満の自家用電気工作物の工事が可能になり、業務の幅が大きく広がります。ただし、免状を取得するには3年以上の実務経験が必要ですので、第二種を取得後、現場での経験を積むことが求められます。
さらに、キャリアアップを目指すなら「電気主任技術者(電験三種)」もおすすめです。この資格は、電気設備の保安管理を行うためのもので、より高度な知識とスキルが求められます。電気工事士としての基礎を固めた後、第一種電気工事士や電験を目指すことで、専門性を高め、より多くの業務に対応できるようになります。
■資格取得のための勉強法
・独学で行う方法
電気工事士の資格取得を目指す初心者にとって、独学は非常に有効な学習方法です。特に、第二種電気工事士の試験は受験資格がなく、誰でも挑戦できるため、独学での合格を狙うことが可能です。まずは、信頼できる参考書や過去問題集を用意し、出題範囲を把握することが重要です。
勉強時間は100〜200時間程度が目安で、毎日少しずつ学習を進めることで知識を定着させることができます。また、実技試験に備えて、工具の使い方や配線図の作成を繰り返し練習することも大切です。独学の利点は、自分のペースで学べること。計画的に学習を進め、合格を目指しましょう。
・通信講座や予備校の活用
通信講座や予備校は、電気工事士資格取得を目指す初心者にとって非常に有効な学習手段です。特に、独学に不安がある方には、専門的な指導を受けられる環境が整っているため、効率的に学習を進めることができます。
通信講座では、自宅で自分のペースで学べるため、忙しい社会人にも適しています。多くの講座では、動画講義や過去問、添削指導が提供されており、理解を深めるのに役立ちます。また、受講生同士の交流や質問サポートが充実している講座も多く、モチベーションを維持しやすいです。
予備校では、対面での授業を通じて直接講師に質問できるため、疑問点を即座に解消できます。特に実技試験対策では、実践的な指導が受けられるため、合格への近道となるでしょう。
このように自身のやり方にあった勉強方法で進めることで合格することができるでしょう。
■まとめ
電気工事士の初心者が取得すべき資格として、最も推奨されるのは「第二種電気工事士」です。この資格は受験資格がなく、誰でも挑戦できるため、未経験者にとって非常に始めやすいです。合格後は、一般住宅や小規模な店舗での600V以下の電気工事が可能となり、実務経験を積む第一歩として理想的です。また、第二種電気工事士を取得することで、就職や転職の際に有利になるだけでなく、将来的に第一種電気工事士や電気主任技術者などの上位資格へのステップアップも視野に入れられます。資格取得はキャリアの基盤を築く重要な要素です。
さらなる給与アップや自信のキャリア形成を行うためにも資格取得は必要不可欠だといえます。
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