■はじめに
皆さんこんにちは!静岡県三島市で電気工事を営む株式会社山本電設です。
コンセントの増設やスイッチの交換、エアコンの設置といった身近な作業から、ビルや工場の心臓部である高圧受電設備のメンテナンスまで。現代社会に欠かせない「電気」を安全に扱うために必須となるのが、国家資格である電気工事士です。
「電気工事の仕事に興味がある」「資格を取得したけれど、具体的にどこまでできるの?」と疑問を持つ方は多いでしょう。実は、電気工事は法律によって業務独占が定められており、無資格での作業は重大な事故につながるだけでなく、法律違反にもなります。
そこで今回は電気工事士のできることについて資格や将来性も交えながら詳しく解説します。

■なぜ電気工事に資格が必要なのか?
例えば、「自宅のコンセントを増やしたい」「照明を交換したい」といった電気工事は、誰でもできる作業だと思っていませんか? 実は、これらの電気設備に関する作業の多くは、国家資格である電気工事士でなければ行ってはならないと、法律(電気工事士法)で厳しく定められています。
その最大の理由は、国民の安全確保です。電気工事に不備があると、漏電や火災といった重大な事故につながる恐れがあります。電気工事士の資格は、専門的な知識と技能を持っていることを国が証明するものであり、欠陥工事による災害の発生を未然に防ぐという社会的な使命を担っています。
無資格で工事を行うことは法律違反(業務独占違反)となり、罰則の対象です。実際に無資格者が電気工事士の仕事を行うと、電気工事士法第3条第一項又は第二項の規定に違反し、同法罰則3か月以下の懲役または3万円の以下の罰金刑に当たってしまうことがあります。安全で質の高い電気インフラを守るため、電気工事士は必要不可欠な存在なのです。
■電気工事士の主な資格とは?
・第二種電気工事士
第二種電気工事士は、主に一般用電気工作物(電圧600V以下で受電する設備)の工事に従事できる国家資格です。私たちの日常生活に欠かせない、身近な電気設備工事の「専門家」といえます。
第二種電気工事士は、実務経験がなくても取得できるので、未経験からでも取得しやすい資格となっています。
・第一種電気工事士
第一種電気工事士は、第二種電気工事士の業務範囲に加え、さらに大規模かつ専門的な電気工事を担うことのできる最上位資格です。
最大の特徴は、自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)の工事に従事できる点にあります。これは、工場、高層ビル、大規模病院、大型商業施設といった、高圧で電気を受電する施設の「心臓部」であるキュービクル(高圧受電設備)の設置やメンテナンスといった、国のインフラを支える重要な仕事です。
・電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士は、電気工事の現場において、作業が計画通りに、安全かつ円滑に進むよう全体を統括・管理する国家資格です。実際に配線や機器の設置を行う作業員に対し、施工管理技士は現場の工程、品質、安全を司る司令塔のような役割を果たします。
電気工事施工管理技士1級・2級の役割の違い
2級電気工事施工管理技士:
一般建設業の営業所や工事現場で主任技術者として配置され、現場の円滑な運営を担います。管理職への第一歩となる資格です。
1級電気工事施工管理技士:
大規模な公共工事や特定建設業の現場で監理技術者として必須の資格です。また、大規模工事の専任技術者としても認められ、キャリアアップにおいて最も重要なキー資格となります。
新設された「施工管理技士補」とは?
建設業界の深刻な人材不足と高齢化に対応するため、2021年4月の法改正で施工管理技士補の制度が新設されました。
技士補は、施工管理技士試験の最初の関門である第一次検定に合格した者に付与される資格です。これにより、若手技術者は早期に現場管理のサポート業務に携わることが可能となり、実務経験を積みながら上位資格(技士)を目指せる、キャリア育成の道筋が明確化されました。これは、現場管理職の後継者不足解消に向けた、国を挙げた重要な取り組みと言えます。

■第二種電気工事士ができることについて解説
第二種電気工事士は、主に一般住宅や小規模店舗・オフィスといった600V以下で受電する電気設備(一般用電気工作物)の工事を担います。具体的には、屋内の配線工事、コンセント・スイッチの設置・交換、照明やエアコン、分電盤の据え付けなど、人々の安全かつ快適な暮らしを支える基盤作業が中心です。
さらに、資格取得後に講習を受け「認定電気工事従事者認定証」を得ることで、ビルや工場の自家用電気工作物のうち600V以下の低圧部分(簡易電気工事)にも従事可能となり、仕事の幅が広がります。
現場で実務経験を積めば、工事全体の管理を行う現場代理人や、営業所の主任技術者といった責任ある立場への昇進も可能となり、安定したキャリアと収入アップを目指せる資格です。
■第一種電気工事士ができる事について解説
第一種電気工事士は、一般住宅からビル、工場、病院といった高圧受電する大規模施設(最大電力500kW未満)の電気工事まで、ほぼすべての電気工事をカバーする最上位資格です。
この資格を持つことで、建物への電力供給の心臓部であるキュービクル(高圧受電設備)の設置・保守管理や、大規模な幹線(メインケーブル)敷設工事など、高度な知識と技術が求められる自家用電気工作物に携われます。
現場では、高度な技術力を要する作業に加え、多くの人員と工程を管理する現場リーダーとしての役割も期待されます。この広範な業務範囲と高い専門性が、キャリアアップと高待遇に直結し、電気工事士としてのキャリアの頂点を目指すための必須資格となっています。
■電気工事士の将来性とは?
電気工事士は、AIの進化が懸念される現代において、極めて将来性が高い職種です。その最大の理由は、深刻な人手不足とAIでは代替不可能な専門性にあります。
高齢化とベテラン技術者の引退により、業界全体で若手人材が不足しており、資格保有者は極めて高い需要があります。これは、就職・転職における大きなチャンスです。
また、電気工事は、現場ごとに異なる状況への対応、複雑な配線の接続や判断、そして高所作業を伴う危険性の管理など、「現場の状況判断力」と「緻密な技能」が求められます。これは、現行のAIやロボットが代替することが極めて難しい領域です。老朽化設備の改修や再生エネ導入の追い風もあり、安定と専門技術を生涯活かせます。
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■まとめ
電気工事士は一生涯手に職を活かせることができそして、私たちの生活に不可欠な電気インフラを支える業務独占の国家資格です。高齢化による人手不足が深刻化する今、資格保有者は極めて高い需要があり、就職・転職の大きなチャンスです。また、現場ごとの判断力や緻密な技能が求められるため、AIには代替されない安定した将来性が約束されています。まずは受験資格のない第二種から挑戦し、一生涯活かせる専門技術を身につけましょう。

■静岡県三島市にある株式会社山本電設では電気工事の作業員を募集しています
私たち山本電設は静岡県を中心に強電設備工事から弱電設備工事まで電気に関わる工事を全般的に請け負っている会社です。
地元三島市で電気工事を対応してきたことで多くのお客様に信頼いただき、今では某有名クレープ屋や熱海にあるプリン屋の電気工事やトンネル内の電気工事など豊富な実績がございます。
お仕事も大手企業様よりいただいておりますので、大きな現場仕事も経験する事が可能です。
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